Month: 5月 2023

物語を伝えなさい

リンカーン大統領の息子、ロバート・トッド・リンカーンは、3つの重大事件の現場に居合わせました。自分の父の臨終、そして、ガーフィールド、マッキンリー両大統領の暗殺現場です。

あなたは何を選びますか

ニュージャージー州の水泳インストラクター、アンソニーはニューアーク湾に沈んでいくSUV車を見つけ、「助けて!」と中から叫ぶ声を聞きました。岸辺に野次馬が群がっています。アンソニーは岩場の端に駆けつけると義足を外して飛び込み、68歳の男性を車から脱出させ岸辺まで連れ帰りました。彼の決断力と行動力が1人の命を救ったのです。

つながっている

マデレイン・レングルは、週1回、母親と電話していましたが、母親の晩年には、より頻繁に電話をかけました。ただ声を聞くためです。マデレインはまた、自分の子どもたちが電話をしてくるのも好きでした。時には真剣な話題を語り合うこともありましたが、電話番号が変わっていないことを確認するためだけということもありました。彼女は、著書『水の上を歩く』の中で「子どもが親に連絡するのは良いことです。神の子である私たちが、天の父なるお方に連絡するのは良いことです」と書いています。

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聞かれている

チャールズ・リボルグ・マンとジョージ・ランサム・ツイスは、1905年の著書『物理』で、「人里離れた動物もいない森で木が倒れた時に、音はするか」と問いました。それを発端に、音、認知、存在に関する議論が、哲学と科学の両分野で始まりましたが、今も結論は出ていません。

共感する神

エモリー大学の研究者らは、MRIを用いて孫のいる女性の脳を調べ、共感度を計りました。自分の孫、自分の成人した子、他人の子どもに対する反応を比べた結果、我が子よりも孫に対して、共感度が高いと分かりました。その要因は「かわいさ」だそうです。つまり、自分の孫は、大人の我が子より「かわいい」のです。それは当然だと言う前に、この調査をしたリリング博士の言葉に耳を傾けてください。「おばあちゃんは、孫が笑っていると、その子の喜びを感じ、孫が泣いていると、その子の心の痛みを感じます」

神は覚えている

ユースパスターとして教会の青年たちに関わり出したある日曜日、母親の横に恥ずかしそうに座っている少女に声をかけました。「○○ちゃん、元気?」彼女は顔を上げて私を見るとニコリとして、「名前を覚えてた」と小声で言いました。教会の大勢の大人たちの中で居場所がないと感じていたのかもしれません。名前で呼んだことで、心を開いてくれるようになりました。自分も大切な存在だと理解したのです。

自分らしさとは?

ジョシュア・エイブラハム・ノートンは、1859年、自分は米国の皇帝だと宣言しました。高貴な身分を求めてサンフランシスコの夕刊紙に「ノートン皇帝」の布告を掲載すると、大半の人が笑いました。一方、彼は社会問題に取り組み、独自の通貨を発行し、英国のビクトリア女王に求婚し、両国を併合しようと手紙を送りました。皇帝風にあつらえた軍服を着ていて、どこから見ても国王に見えたそうですが、もちろん違います。誰も自分の身分を仕立てることはできないからです。

星を調べる

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、2021年、各国の協力によって打ち上げられました。地球から150万キロメートル以上離れた場所に設置されて、宇宙を観察します。深宇宙をのぞき込んで、天体を観察し、その不思議を調べます。